お芋ほりでの一場面

今日は、皆、楽しみにしていたお芋ほりでした。幼児さんには持ち物を伝えて、自分で準備をすることを伝えました。畑に着いて軍手、ビニール袋、靴を履き替えるなど普段やらない事を、あまり行ったことのない場所でするのは、今のひまわりさんたちにとって、わからなかったり、「どうしよう…」と、困ってしまう事です(一度経験すると、それが力になる子が多いです)。だからこそ、これをチャンスと思って、慣れない場所でも自分で準備できるように、前日にお母さんと練習して一度体験する事が大切かなと思います。

年長Sくんは、こういった場面や初めての事は苦手です。でも芋ほりはとっても楽しみにしていました。朝のあつまりでも、今日どこで何をするかよくわかっていたし、持ち物もバッチリ覚えていました。畑に着いて準備も進んでやっていました。

靴の上から大人用の靴下を履く予定でしたが、自分の靴下の上から大人用の靴下を履き、そのまま行こうとしてたので声を掛けました。お母さんから靴の上から履くように言われたようでしたが、実際に試していなかったようで勘違いしていたようです。その場にお母さんがいたので確認してみたら「説明はしたけど、実際にはやらなかったからやればよかったなー」と。お母さんご自身もそこで気づいたようでした。

でも、その後Sくんが軍手をする姿をみていたら、軍手に「みぎ、ひだり」と書いてあって軍手に手を合わせて左右確認して自分ではめていました。お母さんに聞いたらSくんがわかるように書いて練習したようでした。ちいさな配慮ですが、こういったやり取りが子どもの安心になり、やってみることで自信になります。保育者とのやり取りでも出来るようになる事ですが、やっぱり一番信頼できるお母さん、お父さんに教えてもらった、褒めてもらえた…という体験は一生ものとなります。心が柔らかいこの時期にこういった経験を沢山してほしいなと感じます。

その為に、力になれることは全力でやっていきたいなと、励みになった出来事でした。

 

 

 

なつこ

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