入場門作り

運動会の準備を毎日少しづつやっています。今日は入場門作りです。「空」というテーマなので、色はどうするか、何を描くか聞いてみました。色はもちろん「水色」です。絵具を持ってくると、年長さんを中心に青と白を選んで、刷毛や筆、ローラーを持ってやる気満々です。

門が2つあるので、2チームに分かれて作業スタート。その場にいた場所で半分に分けただけなのに、1つは大胆に塗るチーム。1つは丁寧に塗るチームになっていました。大胆チームは、進みは早いですが塗り切れてない所が沢山あります。丁寧チームはゆっくり進みますが確実に塗っています。性格が出て面白かったです。

年長Kくんが「ドッジボールやりたい」と、言うのでお昼食べたらやろうと約束しました。食べ終わった後、遊んでいる様子を見るとドッジボールの事は忘れて遊びに夢中になっている様子…。このまま、帰る時間になり出来なかった。。。と、経験するのもいいな、と思いましたが、今年の子たちは、その「できなかった」と残念な気持ちが次に繋がらないようなので、「ドッジボールどうする?」と、聞いてみました。すると自分たちで片付けの時間を決めて、ドッジボールの準備を始めました。

片付けを自分たちでして、終わったら「片付け終わったよ」と、年長Rちゃんはが言いにきました。「自分から」と、行動することが苦手なRちゃんが、自分で気づいて行動していて嬉しかったです。ドッジボールができるように、机や椅子を運んでいると自然と子どもたちも運び出し、ライン代わりのロープを持ってくると以前はロープで遊び出していましたが、みんなで持って円をつくり、床に貼る為のテープを切って渡す、という作業も子どもたちだけで、やっていました。

目的があっても、目の前の事が楽しいとそこに夢中になり結局その目的は出来ない、そしてその経験が次に繋がりにくい子たちが多く、どうしたらよいか関り方を工夫していますが、気づくキッカケを与える、初めての事は具体的にわかりやすく伝え出来たという成功体験を味わう、事がキーポイントかなと思いました。

成功体験を感じられるよう、その時の気持ちに共感することや、「できた」と感じているその瞬間を見逃さないようにしたいなと強く感じました。

 

 

なつこ

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