Rちゃんのリュック

 

きのうは夢パークへのお迎え、ありがとうございました。

お迎えのあともたっぷり遊べたようで、今日はみんな満足した顔をして登園してきました。

お部屋で活動中、出しっぱなしのRちゃんのリュックがありました。

しお(園長)やちゃこちゃん(スタッフ)が何度か片づけるように促し、「しまわなかったら

チューリップでもらちゃうよ」と伝えたのですが知らん顔。

でも自分のことを言われている大人同士の会話の内容をしっかりと聞いています。

バツが悪い顔をしていますが、頑として動きません。

そのうち、本当にリュックが無くなってしましました。

忠告通り、リュックはチューリップのものになったのです。

「リュック返して」と自分で言えたら返してもらえるようです。

Rちゃん。かなり心はザワザワ。ちょっとまずいことになったと思っているようですが、頑固ちゃんなので自分から「返して」なんて簡単には言えません。それに、自分が言わなければリュックは返してもらえない

ということもわかっています。

 

でも心のザワザワはなんとか解消したい、収めたいようで、

「とみぃ、この折り紙使っていい?」

と私の所にきました。このリュックの一件に私は関わっていないし(全部見ていますが笑)

声掛けをしていないので、

それをわかって、リュックとは関係のない違うことを言いにやってきたのです。

「どうやって折るの?」と折り紙を持って聞いてきますが、心は上の空。

取り上げられたリュック。どうしよう。ザワザワ。そんな感じ。

でもそんなことで泣いたりしないRちゃんです。

「あ~あ。きょうの給食のデザートはゼリーだったのに、Rちゃんはお弁当箱もないから食べられないね~。」と残念そうに言うと

「何でゼリー作ってきたの?」と。

「Rちゃんも、みんなもゼリー好きだから、食べたいかなあと思って作ってきたんだよね」というとかすかにちょっと違う反応がありました。

「返して~って言ってきたら」

聞いてみると

「言えない」「だって一人でいえないもん」「とみいと行く」と言うので

一緒について行きました。そして「返して」は自分のことばで言い、

安心した顔をしてリュックをしまいました。

短い時間の間にjジェットコースターのおように上下したRちゃんの心模様でした。

でもこんなやりとりが心のひだとなって重なっていくのだと思います。

ひまわり組は給食を詰めて第一公園行き、小さい組は宮前平公園でたくさん遊びました。

とみぃ

 

 

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