水の競走

今日は、日差しが少なく曇り空でもあったので近所の公園へ行きました。

遊具で遊ぶ子もいましたが、やっぱり水を求めて、水遊び開始!

年少Kくんは、砂場道具にみずを溜め、こぼれないように水道から砂場まで慎重に運んでいました。

年中Kくんは、バケツにたっぷり水を入れ、砂場で勢いよく水をジャーっとひっくり返してその様子を楽しんでいました。

公園の真ん中にある小さな坂道の上から、しおが、『どこまで流れるかやりまーす』と、水を流しました。

それを見た、年少Kくんは、砂場道具に水を入れしおの隣で同じように水を流しました。

どちらが先に下まで流れるか競走になりました。Kくんの方が後から流したのに早く進んでいき「早くいけー」と、みんなの熱い応援の声も出ました。

流れてる途中で、年少Tくんが水を流し…進んでる水と混ざってしまい、わからなくなってしまいました。

『あー、Tくん!』と、周りからの声にしょんぼりなTくんでしたが、でも、他の子たちはだったら違う場所から流そうと反対側の端っこから水をながしてみました。

3人いっぺんに流したので流れも早く、『下まで行くかなぁ』と、ワクワク!流れる水と一緒に下まで行き、行方を皆んなでみました。

下まで到着!「なっちゃん、ほら!ついたよー」と、年少Kくん。ワクワクと着いた!と、いう達成感⁈を一緒に味わいたく、声をかけてくれたんだなと嬉しかったです。

しょんぼりしていたTくんに、『一緒にやりたかったの?』と、聞くと『ううん』と、首を振りました。『Tくんも真似っこしたんだよね?』『ううん』…『お腹すいた?(全く関係ない話をあえてふりました)』『ううん』。

今は、全て受け入れられないモードのようでしたので、『そうか、そうか…』と、その場を去りました。

こんな時は、じっくり自分で自分の感情を感じる事が大切だの思ったのでそのまま見守りました。

帰る時になると、パッと立ち上がりいつものTくんに。『お腹すいたー』と、言いながら帰りました。

大人が立ち直らせようとするのではなく、自分の力で気持ちを切り替える。その時周りの人の助けが必要なら助けを出す。

子どもの力を信じて待つ=『見守る』

チューリップで大切にしている事です。

なつこ

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