週に1〜2回チューリップルームに来ている年長Kちゃん。とても純粋で自分の世界をしっかり持っている女の子。会話も大人と話してる?と感じる事もあるけれど、子どもらしくて絵を書くことが好きな子です。
年中Hくんが、先日のお店屋さんごっこで買ったKちゃんとKちゃんのお母さん手作りの絵本を無くしてしまったそうで、今朝改めて渡していました。中身を見せてもらうと…
チューリップの子やスタッフの似顔絵と、あと自分で考えた線繋ぎを書いていました(線繋ぎをやった物ではなく、Kちゃんが絵を描いて番号をふって、オリジナルの線繋ぎを作っていました!)。
もう!感動とびっくり!「Kちゃん天才!すごい才能だよー!」と、伝えると「え?そうなの⁇」と、本人はそれほどすごい事という自覚はなく「誰でも描けるよ」なんていっていました。
周りにいたお母さんたちも「いやいや、描けないから」と、声を合わせて伝えてくれて「Kちゃんすごいんだよ!」と、言うと、とても嬉しそうでした。
その後、お昼前くらいまでほぼ線繋ぎや絵を描いていて「楽しいー!チューリップルーム毎日来たい!」なんて言ってました(嬉しい!)。
画用紙をハートに切ったものが机にあって、それを見つけたKちゃん。「これ誰が切ったの?」と、聞いてきたので「しおだよ」と、伝えると「わー!すごい!才能だね!」と、しおの才能を見つけてくれました。…保育士だったら出来るよね…なんて思っちゃう事も「才能」と褒めてくれました。
その後、しおとなつこで「子どもは自分の好きな事見つけるの上手いよね」とか、「大人はやりたい事よりやらなきゃいけない事ばかりやってるからね…」なんて、会話をしいると、Kちゃんが「そしたらさ、やらなきゃいけない事やった後やりたい事やればいいんじゃない」と。
本当にその通りですね!見つけると思えばすぐ見つかるもの!と、言われた気がしました。
線繋ぎをしばらく描いていて、しおや私に「何描いて欲しい?」と、リクエストを聞いてきました。私が「流れ星」と、伝えると描きながら「流れ星書いて欲しいって事は、何かお願い事があるの?」と、心に響く発言をするKちゃん。「そうなの!わかるのー?」と、思わず言葉が溢れ出てきました。
「これは、いつでも願いが叶うものだからお守りで持ってて下さい」と、描いて渡してくれました。
本当に願い事が叶う気がしてきました!
朝一で、当たり前に出来る事で褒められとっても穏やかでキラキラしていたKちゃん。いつもは追いかけっこをして泣いてしまう事も多いのですが、今日はそれもなく「好きな事してると嫌な事もされないんだよ」と、保育者が言うと「えー、そうなの?だったらこれずっとやってたーい!」と、ルンルンな一日。
大人も子どもも、当たり前に出来てる事を認められたり褒められたりする事で心が安定しご機嫌で過ごせますよね。褒めたこちらもとても楽しく嬉しい気分になる。そんな事を感じさせてくれる一日でした。
なつこ