K君手繋ぐぞー

ゴールデンウィークも明けて、新年度が始まってまる1か月が過ぎました。
新しく入った1歳のKくん。最初は涙涙の日々でしたが、日に日に泣く時間も少なくなり、泣きながらも周りを見る余裕も出てきました。声は泣いていても涙はです(笑)、自分で好きな遊びを見つけて楽しんでいる姿も出てきました。

登園すると、幼児さんたちが「Kくんおはよー」と、迎えてくれたり、外へ出て手を繋ぐ時には「手、繋ぐよ」と手を出してあげたり、小さい子の面倒をみてあげていました。

まだ、手を繋いで歩く経験が少ないようで、歩いている途中で手を離そうとしてしまうKくん。保育者は予想がつくので「離さないよ」と手をしっかり繋ぎますが、一緒に繋いでた年中Mくんが「K、手繋ぐぞー」と、手を離す前にしっかりと握ってくれていました。「よりかかるなよ!」など、寄りかかるように歩いていたようで、Mくんも一生懸命声をかけていました。

強い言い方で、しっかり伝えているので、乱暴な言い方…と、感じるかもしれませんが、そこには「Kはしっかり歩けるよね」と、相手を信じる気持ちがあります。なので、聞いてて恐いと感じる事もなく、頑張れと励ましているような印象を受けました。

子どもは子どもの中で育ちます。年上のお兄さんに言われ言葉の理解力はまだなくても、気持ちは伝わります。
Kくんにとって「初めて」体験する事が沢山あるチューリップでの日々。初めて経験する友だちからの気持ち、思いも感じながら成長を楽しませてもらっています。

なつこ

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