どんな子に育ってほしいですか?

今日は一日雨。そしてお休みの子もいたので全員で4人と、とても静かに始まりました。でも、静かなのはほんの数分。何人いても子どものエネルギーは強く楽しく、何人分?というくらいな賑やかさにあっという間になりました。

保育者は遊びに入らず見守っていました。年中男児3名と年少女児1名の4人。年中男児3人はMくん中心に遊びが展開され、年少女児は一人で粘土をしていました。
年中さんの遊びを見ていると、バタバタバターと追いかけっこが始まりました。部屋の中は走らない事になってはいますが…人数も少ないので人とぶつかるような事はなさそうですし、怪我にもならなさそう。3人が転んだりぶつかったりは、もう自分の責任と感じられる3人だったのでそのまま見守りました。

楽しくて気持ちも上がり、そばにあったぬいぐるみをうっかり投げてしまったMくん。それはもちろん「ダメでーーーす」と手でバッテンを作ってお知らせしました。「はーい」と言っていましたが…もう一度投げてしまいました(まぁ、そんなもんです)。「あーーー」と、言っただけでわかります。すかさず「3回目はないよ。今度投げたらこの遊びは終わりにしてね」と、伝えました。
すると…ものの3分もしないうちに…投げちゃいましたー。あちゃ〜。「はい、追いかけっと終わりでーす。他の遊びにして下さい」…想定内です。

楽しくてうっかり投げちゃうもんですよね。言われたって『楽しい』が勝っちゃいますよね。子どもってそうだよね、と受け止めますが、でも、やってはいけない事はやってはいけないのです。そこはしっかり伝えます。

楽しいよね、うっかりってあるよね。と、子どもの気持ちは受け止めます。
でも、それに付随する行動まで受け止めてはダメなのです。
楽しかったらぬいぐるみも投げていいんだって子どもは勘違いしてしまいます。そしてそれが入ってしまうと、『ぬいぐるみは投げてもいいもの』になります。

それは困りますよね。
ぬいぐるみを例に出しましたが、お母さんに対して「〇〇やって!」と、上から言ってしまう事や、「お母さんのせいで〇〇になったんだ!」と、人のせいにする事も同じです。
ぬいぐるみを平気で投げる子になって欲しいですか?
人に対して上から物事を言う子になってほいしですか?お母さんにするって事はお友だちにもするんです。
人のせいにする人になってもいいですか?

我が子は、どんな子になってほしいですか?そこがしっかりあると、子育てでの迷いも少なるなると思います。

なつこ(保育士)

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