大人より子どもの声

春が来たような、暖かい一日でした。上着を着ずに戸外遊びも楽しめました。

朝から、ひな人形の製作、身体測定、シール帳のシール貼り、手紙配布…などなどやる事がいっぱいでした。

朝の集まりで、年長Kちゃんの隣に座っていた年少Mくん。用事があって立ち上がり物を取りに行ってる間に、それまで手を洗っていた2歳児RちゃんにKちゃんの隣に座られてしまいました。戻ってきて「Mここにすわってたー」と、Mくん。そうだよね…。でも、全く動こうとしないRちゃん。RちゃんもKちゃんの隣がいいようです。頑として動きません!

席取りの争いよくあります。

先に座ってたのは○○ちゃんなんだから、△△くんは後から来て座ってるんだよね…と、大人は言いたくなりますが、子どもたちはどう出るのかな。。。と、様子を見ていると、K

ちゃんが「RちゃんもKの隣がいいの?」と、Rちゃんに聞いてあげていました。小さくうなづくRちゃん。「そしたらさ、こっち(反対側の隣)に座れば」と、Kちゃん。

「頑として動かない」という態度をとってしまい、どう引っ込んだらいいか分からなくなっていた(?)Rちゃんもそれで納得したようでした。が、やっぱり動こうとしません…。

Kちゃんが少しずれて、反対側の隣にMくんが座り、2人ともKちゃんの隣に座れました。

保育者が、仲裁に入って正解を伝えてしまえばきっとこどもはその通りにします。でも、チューリップではこんな時こそ、子どもがどう行動するか見守ります。大人が見守る事で子どもが自分で考えるので、「自分がどうしたいか」がはっきりとしてきます。

教えるのではなく、考える環境をつくる。結果主体性が育つのだと思って日々保育しています。もちろん、教える事が必要な時は教えます。

なつこ

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