今日は大きい子たちだけの日で、お休みの子もいたので7名と少ない人数でした。でも、賑やかさはいつも通りです。
水あそびをするので、片付けをしました。大きな布が残っていたので「誰か片づけてくれないかなー」と、声をかけると、年少Hくん、年長Kくん、Rちゃんがさっと来て畳もうとしてくれました。大きな布なのでそれぞれが持って広げます。もちろん、そこへやってきますよね。布の真ん中に寝転がる…絶好のチャンス!年少Mくんが、ゴローーーーンって寝転がり、バタバタ、ゴロゴロ、体を動かし…広げた布は、はい!ぐちゃぐちゃです!
どうするかな。。。と、思って見ていると、年長Kくんは「やめてー」と、言っています。でも、『やめないよな』と、心の声が聞こえてきます。もちろんどきません。逆に更に激しくなります。年長Rちゃんは小さな声だけど「やめて」と、K君の声と合わせるように言っていました。一人では言えないけどお友だちの声があるなら頑張って言おう…なんて、気持ちが伝わります。年少Hくんは、何気なく手を放していました…まぁ、年少さんだからね。そこへ、お母さんと遊びに来ていた2歳児Rちゃんも参加!もちろん寝転がる側です!年長Kちゃんも来て何とか畳もうとします。年長Sくんも来て…「(ゴロゴロしてる)Mをグルグルにしよーーー」と、片付けではなく、遊ぶ側として参加!まぁ、そうだよね、Sくん!という思いでした。その様子をじっと見てる年長Sくん、時々私の顔も見ていたかな!?色んなこと、きちんとやりたいSくんなので「これいいの?なっちゃん何も言わないの?」と、感じていたかもしれません。
さぁ、どうしよう…と、しばらく見ていました(この時わたしは、どうしようじゃなくて、どうなるかなっという気持ちで見られたらよかったなあと、この日誌をかきながら気づきました。どうしようは、私がどうにかしなきゃがあるな…と。この状況を子どもたちに委ねてなかったのです)。
すると、年長Sくんが「靴下脱いだ方がいいよ!」と、皆にアドバイス!えーーーーっ!?と、思いおもわず、「ちょっと、おわりー。そのまま座って」と、声をかけました。片付けの時間で遊び出してる状況で、「靴下脱いだほうがいいよ」は、更に遊びになって次の活動にいけなくなる、、、と、思ったんです。怒るわけでもなく、「今、どうしたかったの?」と、年長さんに聞いてみました。
靴下…と、言ったSくんはアリンコみたいなちいさな声で「片付けたかった」と。「えっ!ほんと?」と、思わず声にでてしまました。本人の顔を見てみるとウソと書いてありました。「片づけようと思ってたの?」と、また聞いてみると「ううん」と、首を振っていました。あーよかった。本当の気持ちをSくんは言えたました。
ほかの年長さんは、片づけたいという気持ちでした。
片づけたいのか、遊んじゃいたいのか、どっちでもいいんです。片付けの時間に片づけようとした、でもうまくいかなかった。片付けの時間に遊んじゃった。ダメだってわかってて、でもそうしっちゃた。その場の状況の中で、自分はこう行動して、こんな風に感じた。と、いう心を自分で感じてくれればそれでいいんです。今度同じような状況の時は、また違った感じ方、行動があると思います。
お昼を食べながらこの出来事をスタッフに話しました。そしたら、しお園長が「おわりーと、止めないでそのままやりきっても良かったかもね」と、言っていて、確かに、やり切る感じきるって大切だ、そこまで感じたら次の段階に行くよな…と、思いました。
どうなるかな…と言う気持ちで、やり切るまでやらせてみたい、そしてどんな結果になるか楽しみだなと、思いました。
なつこ