朝の登園が終わり少し落ち着いたころ、玄関に若いお姉さんがいて、親しげにこちらをみています。
「ん?見覚えのある顔・・・」すぐにわかりました!
15年前の卒園生のHぽんでした。
もう涙涙の再会!です。初めてのチューリップで保育を手伝うようになった時の年長さんでした。
初めての保育の仕事、チューリップに関しては彼女の方が先輩。新人の私に、Hぽんはいろんなお試しをしかけてきたことが懐かしい思い出です。
もう大学3年生。今は保育士になるために勉強中です。
夏の保育実習前に不安を解消したり、いろんなことを振り返りたくなったようで、チューリップを訪ねてきてくれたのです。
「積み木も色が薄くなってるけど、おんなじ~。テーブルもあのまんま」と懐かしがりながらも、
すっかり成人を過ぎた大人のお姉さんになったHぽんでした。
公園に行く前に、あおむし、ちょうちょ組さんは鯉のぼりの模様付けをしました。
絵具スタンプをしたり、筆に絵具をつけて感触をたのしんだり、それぞれやりたいように
模様をつけました。新入園児は初めての製作です。
手に絵具が付くのも嫌がらずに、「これ何?」と不思議な表情でやっていました。
新入園児さん二人、今日もひとりあそびをしっかりと楽しんでいました。
登園時はちょっと不安げだったEくん。しばらくは大人の膝の上に深く座って、大人にぴったりとくっついて目の前のおもちゃだけで遊んでいましたが、少しづつ大人が膝をずらして体を離して、一人で立ち上がりやすい状態を作っておくと、子どもは自分のタイミングで大人から離れていきます。
外ではバケツに入った水や花や草スプーンですくって、ずっと出して遊んでいました。
1時間近く、自分の世界を楽しんでいました。
そんな時には大人は余計な声掛けをせず、危なくないかだけ見て、
子どもの世界を尊重して見守るだけです。
そんなふうに、大人も子どもも安心安全な状況でゆったりと過ごせること、
幸せなだなあと感じるのです。
とみい