小さい子と手を繋ぐ

新年度が始まって、10日ほど過ぎました。新入園児の2名もチューリップの雰囲気に慣れてきて、自分から遊び始めたり、大声で泣けるようになったり、色々な顔を見せてくれて嬉しい限りです。

今日は、皆んなで宮前平公園に行きました。先週は、手を繋ぐ時に年長同士で繋いでいる姿がありその都度「小さい子がいる時は、年長さんは小さい子と繋いでね」と、言われていました(…いつになったら言わなくて済むんだろ…と、内心思っていました。きっとお母さんたちもそう思う事日常でありますよね?保育士も同じです)。

それが、今日はたと気づいたのですが、年長さん、言われなくても小さい子と繋いでる!今、この日誌を書いて気付きました!あぁー、『いつになったら…』なーんて気持ちでいたけど、もしかしから良い意味での『諦め』だったように感じます。今すぐ伝わらなくてもいいや!そのうちきっと伝わるから…と、半分諦め、半分信じる…という心境だったような気がします。
伝わっても伝わらなくても、あなたはあなただからね。と、いうそのままでいいよという気持ちと同じ感じです。

私も現場が20年以上で、沢山の子どもたちと関わってきました。最初っからこんなふうに子どもの事を思えたかと言うと…全くそんな事ありません!私がクラス担任じゃなかったらこの子たちはもっといい成長をしたかもしれない…と、自分を責めたりもしました。

でも、そんな自分をいつでもどんな時でも、「せんせーーー!」って受け入れてくれる無条件の愛を子どもたちが何度も送ってくれて、ここまで来れた、という感じなんです。
『どんな先生でも大好き』と、子どもたちからの愛を実感出来たのも10年以上経ってからです。

我が子も同じように『どんなお母さんでも大好き』と、無条件の愛を伝えてくれています。それを感じられなくてもいいです。今はわからなくてもわかる時が来ます。来なかったとしてもお母さんはお母さん。
お母さんがお母さんらしくせず、あなたらしくいれば子どもはその子らしく生きていきます。

子どもからのメッセージを、たっくさん感じられる日々がとっても有難いです。

明日は、多摩川遠足。
どんな姿が、どんな出来事があるか楽しみです。

なつこ

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