今日は、大きい子たちだけの日で、小台公園まで行ってきました。空に何本か飛行機雲があって、「どこまで高くいくんだー」「ロケットじゃない⁈」と、それぞれ感じた事をそのまま言葉にして一人ひとりが楽しんで、それを共有する事で皆んなで楽しみながら、歩いて行きました。
ここの公園には登りやすい木があって、何人か登ろうと挑戦しています。
年少のKくんは、掛けたい所に足が届かないとわかると側にあった石を持ってきて踏み台にして登っていました!
年長 Aちゃんが登ろうとしたら、反対側から年長Mくんが登ってきて Aちゃんの事をどうやら押したそうです(後からAちゃんに聞きました)。「 Mくん、何でそうゆう事するの!」と、泣いて反撃するAちゃん(私はこの声で気づきました)。Mくんは黙っています。
すると、Aちゃんが「Mくんから離れるごっこする」と、走り出しそこに周りにいた数人の子たちもAちゃんについて行きます。Mくんもついて行きます。
でも、次第にMくんが一人になりました。Mくんから離れるごっこなのでね…。
一人になってしゃがんでるMくんに、「さっき何があったの?」と、聞いてみました(まだ何があったかわからなかったので状況を知りたかったのです)。
すると、黙ってるMくん。
私:「言いたくないの?」
M:うなづく
私:「そっか。いいよ、いいよ。Mくん怒ってるの?」
M:うなづく
私:オッケー!わかったよ。
と、その場から離れました。そしたら、5分もしないうちに、Mくんは笑顔で皆んながいる場所に戻ってきたんです!
きっと、過去の私だったらMくんに対して「登ろうとしてるのに押したらさ、それはやっちゃダメな事だよね」「なんでそうしちゃったの?」なんて言って、Mくんの気持ちを汲んで?寄り添って?いたと思います。でも、それって必要ですか?と、過去の私にメッセージしたいです…。
Mくんに話しかけて、言いたくない、怒ってると分かったので、あとはMくんが自分で気持ちの整理をして自分で切り替えられると、確信し、その場から離れました。言いたくない、怒ってるという思いはMくんのものであって、大人があーでしょ、こーでしょ、と、解説するものではないのですよね。そして、子どもには、どんな感情も感じ切って切り替えられる力があります。そこを信じて見守るのが大人の役割かな…と、思うのでこんな対応をしました。
もちろん、年齢、性格、状況…などによって対応は変化しますし、どんな時でもこのように対応してる訳ではありません。
でも、何より子どもを信じる事、あなただったら出来るよ!と、見守り、信じる気持ちを持つ事、これはいつでもどんな時でも大切な事で常に意識していたいなぁと、改めて感じさせてもらう出来事でした。
なつこ