「子どもの心』
今日も蒸し暑い一日でしたね。お昼過ぎに『ゴロゴロー』と、雷が鳴り慌てておへそを隠す年長Kちゃん。とっても可愛いかったです。
Kちゃんのお兄ちゃん小学2年生のKくんが一日遊びに来てくれました。年長男の子は特に遊びを引っ張っていってくれる存在、憧れる存在の人がいてくれて、Kくんの遊びに引き込まれていました。
年少Mくんが、棚の上に飾ってある綺麗な石が欲しく棚に登っていました。Kくんが「登っちゃダメだよ」と、声をかけるとMくんは大泣き。あの石が取りたかったんだ!登っちゃいけないのはわかってる!…などなど言いたい事は山ほどあります、きっと。泣きながら部屋の角に背中をキュッとつけて、悲しい?悔しい?感情を感じながら涙、涙…。
スタッフとみぃが、「石が欲しかったの?」「〇〇なの?」「そうだったんだ」など、Mくんの気持ちを代弁し、「今度多摩川行ったとき綺麗な石探そうよ」と、Mくんの気持ちが落ち着くまで一緒にいました。
すると、ふと私に「公園行きたい」と、Mくん。「何で行きたいの?」と、聞くと「綺麗な石探したい」とMくん。一瞬の迷いもなく「よし、行こう!」と、準備をして行きました。
砂場道具の中から、シャベル、バケツを自分で選んで、宮前平公園の砂場へ直行。シャベルで砂をかき分けMくんが思う綺麗な石を5〜6個見つけました。私も「これはどぉ?」と、Mくんが思う綺麗な石を見せてみました。「うーん、うん!そう!」と、Mくんの合格をもらいバケツに入れました。
1つだけ、白っぽい小さな石があり、それを『綺麗な石』と納得したようで、満足してチューリップに戻りました。砂がついていたので戻ってから洗い、お気に入りの石はポケットにしまっていました。他の石は水遊びで色水をしたので何個か塗っていました。
きっかけは注意された事でしたが、そこから思い切り泣いて味わって保育者に助けてもらって気持ちを落ち着かせて、そしたらやりたい事が見つかって、それを実現したら満足して。さらにその先の遊びまで体験して。子どもの心は沢山動いてそれを素直に出せる。だから泣いたって、騒いだって、見てい清々しいくらいです。
公園での石さがし、ものすごく暑かったけれど、清々しい疲れを感じられました。
なつこ