今日は、一日雨が降ったり止んだりでした。子どもたちは部屋でごっこ遊びや、工作をしました。一時雨がやんだので行きたい子だけ宮前平公園にいきました。残っていた子もその後図書館に行って、雨の日を楽しみました。
工作をしようと、それまで遊んでいたごっこ遊びを片づけていると、年少のMくんが片づけているものをぐちゃぐちゃにしていました。周りの子は「やめて」と、何度も言ってましたが、そんなのおかまいなしに、更にぐちゃぐちゃに…。見守っていましたが、止まることがないMくん。
「周りの子がやめてって言ってるのに、ぐちゃぐちゃにするんだったら一人で片づけて。」と、伝えて、他の子には工作の方に行ってもらいました。
もちろん、Mくんは泣きます。でも、これもパターンにもなっているので、Mくんには「泣くの終わったら、話するね。泣き止んだら来て」と、言って見守りました。案の定1分もしないうちに泣き止み保育者のところに来ました。
「なんでぐちゃぐちゃにしたの?」と、聞くと「ジュースがねなくてね、ぐちゃぐちゃしたの」と、Mくん。もう少し聞いてみると、どうやら片づけようとしたジュースが見つからなくてイライラしてぐちゃぐちゃーってしてしまったようです。
…もしかしたら、後から理由をつけたのかもしれないし、本当にそうだったのかもしれないし、その真相は本人にしかわからない事です。でも、その子を知っていれば「自分を守る為にうそを言う」事を、するかしないか、は、わかります。うそ=ダメなこと。と、捉えがちですが、人を傷つけようと思ってつく嘘でなければ、子どものうそは受け止める必要があると、聞いたことがあります。受け入れるではなく受け止める。「本当の事を言おうね」「うそは、悲しいよ」とは伝えて、その子自身は否定しない。なんとも曖昧な表現ですが、どんな行動をしても子ども自身を否定する見方はしないように心掛けています。
でも、保育者も人間です。否定する見方になってしまうこともあります。そんな時は、子どもたちとのやり取りがスムーズじゃないな、、、と、気づいたり、一緒に働いているスタッフが教えてくれたりします。その言葉を聞ける心を作っておきたいです。
なつこ