安心感と開放感、葛藤などなど

先週雨で行かれなかった夢パークへ行ってきました。この暑さなので、大丈夫かな⁇と思いましたが、水分補給しながら、ゆっくり無理せず、又、塩分チャージタブレッツも食べて出発しました。

「夢パーク行ったら一緒に遊ぼう!」と、年中Aくんが、年少Tくんを誘っていました。でも、Tくんは年長Rちゃんと遊ぶ約束をしていたみたいで「やだー。Rちゃんと遊ぶから。TはRちゃん好きなんだぁ」と、Aくんフラれてしまいました…。

すると、「じゃぁ、もうTくんと一生遊ばない!」と、怒ってすねてしまいました。この前までは、Tくんが「Aくん、 Aくん」と、手を繋いでもらったり、Tくんは仲間に入れてもらえない場面がありましたが、ここ2〜3日で、Tくんの姿に変化があり、年長・年中さんの遊びに入れてもらい、一緒にいる姿が見られています。

Tくんを見ていたら、ちょっと前までお友だちが困ってしまう行動があったのですが、その姿がなく「Tくん、それはやらなくていいよー」と、言われると、その行動を自制出来ていました。

友だちとのやり取りが、見ていて気持ち良く、それをする事で「楽しく遊べる」と、Tくん自身が体験出来ているのだと思います。

Tくんが仲間に入れなかった時に「仲間外れはダメだよ」と、大人が言ってしまえば、仲間に入れたと思います。

でも、人が困る行動は続けていて、周りの子にとっては「嫌だけど仲間に入れなきゃいけないから、一緒に遊ぶ」と、そこにおそらく『我慢』が、芽生えてしまうと思います。

大人に言われて、そう思わされての行動(我慢の上に成り立ってる関係性)は、本当の社会性ではありません。

この時期は、本当の自分の気持ちを感じ表現することを保障されるべきだと思います。そこを出せるという安心感こそ、人格形成の基礎=心の根っこになります。

まずは、安心。

それは、子どもだけではなく、親御さんたちもそうです。もちろん私たちスタッフも。チューリップルームはそこを感じられる場でありたいなと、子どもたちの姿から感じることが出来ました。

今日は、その安心感+開放感で、夢パークでたっぷり遊んできました。

安心を感じるまで、一瞬の子もいれば何時間、何日、かかる子もいます。安心を感じるまではその子の中で様々な葛藤はあると思いますが、その葛藤すら安心して感じられるようとことん寄り添って、時には背中を押して関わって行きたいと思います。

なつこ

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