今日は隣の駅近くにある、宮崎第一公園へ行きました。子どもの足で40分くらいです。途中、水休憩や寄り道で公園で遊んだりしながら、リュックにはママ弁を入れ、水筒も持って、友だちと手を繋いで行きました。
お天気も良かったですし、段々お腹も空いてきます…。そうなんです、疲れるんです。
子ども同士で手を繋いでいるので、歩くペースは合わない場合もあります。でも、2人(又は3人)で、歩いて行きます。
年中Aくんと年少Tくんが手を繋いでいます。TくんはAくんのことが好きで、コミュニケーションをとりたくて、Aくんの顔に向けて「あー」と、言って口を近づけます。
Aくんは「やめて!」と、嫌な気持ちを伝えたのですが、Tくんはその反応が楽しいようで益々「あー!」と。
やめて!あー!やめて!!あー!!のやり取りを何度かやり、Aくんが本当に嫌な顔をしたので「Tくん、お喋りしよーって、Aくんとお話したいって言葉でいうんだよ」と、私が間に入りました。
でも、やめそうになく…。
行動で伝え方がいいかな⁈と、思い、Aくんには他の子と手を繋いでもらい、Tくんには「なっちゃんと手を繋ぐよ」と、伝え、私と手を繋ぎました。
不満そうな表情のTくん。そうですよね。Aくんと繋いでいたかった…。でも、Aくんは嫌がってる。まだ相手の気持ちよりも自分の気持ちで心の中はいっぱいです。
だからと言って、相手が困る行動をしていいわけではないのです。日々こんな事の繰り返しで「相手にも自分と同じように気持ちがあるんた」と、気付く時が来るので、保育者も一緒に不満も嫌だなという気持ちも感じていきたいな、という思いで今回はこんな対応をしてみました。
途中、公園で寄り道をして、その後Aくんの方からTくんの手を繋いであげていました。「あーって、やらないでよ!」と、Aくん。そうだよね、と思いながら歩いていると…
どちらから始めたのかわかりませんが、AくんもTくんも「あー!」「あーーー」「アー!」と、言っているんです!
「えっ?」と、目を疑いたくなりましたが、2人とも楽しそうに、あーあー言い合ってます!びっくりです!
Aくん嫌がってたのに、受け入れてる!一緒にコミュニケーション取ってる。Tくんのなんと嬉しそうなこと!
子どもの行動は大人の予想を遥かに超えます。Aくんの柔軟さに驚きました。嫌だなっという相手の行動を受け入れて自分も楽しむ。やっぱり子どもは凄いです!
…でも、明日同じことをしたからと言って、楽しいコミュニケーションになるかは、わかりません!
その日、その時で、いろいろなんですね。その時、その場面で、どうするか…見守りたいと思います。
なつこ
