土橋7丁目公園へ

午前中、小さいレゴでたっぷり遊んだり、お店屋さんごっこの準備をしました。『7丁目公園へ行きたい』という声もあったので、ひと遊びしたら行こうと思っていました。

片付けをしたら、レゴブロックの帽子が1つ足りません。皆んなで探したのですが見つからず…。年少Rちゃんが『どこかに行っちゃったんじゃない?』と、ユーモアを交えて探したり、年長Mちゃん、Rくんは無言で一生懸命探したり、子どもたちの気持ちや姿に成長を感じられました。

探しているうちに12時になってしまい…。お昼を食べてから公園へ向かいました。あまり時間もなかったので早歩きで行き、前の人との間が空いても自分たちで気づき追いつくなんて光景もありました(普段は、保育者に声をかけられて気づきます)。

7丁目公園の大きな滑り台が皆んな大好きで,着いたら一目散にそこへむかいます。年中Mくんが滑り台のヘリを上っていました。途中で踏み外し靴が片方脱げて落ちてしまいました。その靴を年少Rちゃんが拾い、滑り台を上ってるMくんに履かせようとしますが、坂の途中…なのでそう上手く行きません。Rちゃんは滑り台の上に行き、Mくんは片方は靴下で上ろうとするので滑って、滑って、滑って…ずっとその場にいたり、ちょっとのぼれた!と、思ったらズリズリズリ…と落ちてしまい…。

それを見た年中SくんとHくんは、下からMくんのお尻の辺りを押すようにして、上らせようとします。年中Tくんは「Mー!」と、声で応援。

状況を知らない年長MちゃんとRくんは2人で楽しそうにお喋りしていたようでした。

Mくんは途中からわざと滑ったりしていましたが、周りの子はそれに気づかず上らせる事をとても楽しんでいました。

Mくん無事滑り台を上がって、靴を履けました。

一人ひとりの違いが出て面白い一場面でした。保育者は…

わざと滑り出したMくんや

気づいていない年長の2人

に、声をかける事はしませんでした。わざとの行動でもそれがその子に必要だったり,周りの子たちは楽しんでいたり、そんな場合はそのまま見守っています。

状況に気づけない事がダメな事でもないですし、その時,その場では声をかける必要ないと瞬時に感じてそうしました。

大人が介入しすぎず、でも放任ではないこの距離感を意識して、日々子どもたちと関わっています。

見守るって、子育てって、保育って明確な正しい答えはありませんが、大人が何を意識するか,何を大切にするかで、子どもの育ちが大きく変わるんだなぁと感じます。

そして、年度の終わりのこの時期になるとやっぱり『成長』を見せてくれる子どもたちなんです。

なつこ

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