気持ちのカード

朝の集まりで、話したい事ある人が話すという時間を作っています。でも、最近は同じような人が話してて、周りはあまり聞こうとしない状態だったので、他の事をしてみました。

以前は、「悲しい時はどういう気持ち?」と、自分の気持ちをキャッチして伝えられるような質問をしていました。そこに繋がるように…と、思って、それぞれ紙に悲しい、嬉しい、怒った、楽しい、の4つを絵(顔)と文字でそれぞれ描いて、子どもたちに使ってみました。

『「これから○○公園にいくよー」って言われたら、楽しい気持ちの人?』と、こちらから質問して、楽しい顔と文字が描いてあるカードを見せました。心は動くけど言葉で気持ちの表現が難しい。でも、視覚で理解できるカードがあるとわかるようで、手を挙げて答えていました。

そのカードを今日、年長、年中さんで描きました。「かおかおどんなかお」という絵本を見て、どんな気持ちがあるか皆で出しました。楽しい、嬉しい、怒る、悲しい…は、子どもたちからすぐに出てきて決まりました。でも、もう少しあった方がいいので、困った、悔しい、も入れて描きたい気持ちを画用紙に描きました。

楽しい、嬉しい、怒る、悲しいは子どものイメージで描いていましたが、困った、悔しいは難しかったようでした。困ったを描いた年長Rちゃんは、描けなくて実際困っていた様子。でも、絵本を見て描いて満足していました!困った時どうしたいかがちゃんとわかっているRちゃんです。

年長Kくんは、悔しい気持ちの顔を描いていました。輪郭と髪の毛は描いたけど、顔のパーツをどうしたら良いか悩んでいました。3~4分して目を描きその後「ここに、こうやって描けばいい?」と、描いた目の下に涙を描くように指でなぞりながら聞いてきました。「うん!いいんじゃない!」と、答えると自信満々で悔しい顔を描けました。悔しいは絵本にも載ってなく、私が「ケンカで負けた時とか、物を取られたとかなっちゃんは悔しいって思うなあ」と、伝えそこからしばらく考えていたKくん。じっくり考えて自分の中で「これだ!」と、思える答えを見つけていました。

もともと、じっくり考えて行動するKくんなので、時間がかかる事もありま。でも、必ず答えを見つけ出せるのでじっくり待ってよかったなと、思います。なによりKくんの自信にたながると思うので。

また、明日も使うのが楽しみです。

 

 

なつこ

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