皆の前で声をだす

今日は大きい子たちだけの日です。何だかとっても静かで「なんか静かだね」と、子どもたちも言うくらいでした。朝はお部屋で過ごしました。年長Aちゃん、Mちゃんは2人で読んだり、年中Kくん、Rちゃんは塗り絵、年中Sくん、Kくん、Kちゃん、年長Tくんは海の生き物カードでクイズ出し合いっこ…と、それぞれに楽しんでいました。

年中Rちゃんはお当番の時も皆の前で自分の名前を一人で言えません。それを皆認めていて、Rちゃんの名前は全員で「せーの、○○Aです」と、言っています。子どもたちが自然とやり始めたことです。

そのRちゃんが朝から「ソーランやりたい」と、運動会でやった南中ソーランを踊りたいとリクエスト。「わかったよ。なっちゃん忘れちゃうからまた言ってね」と、伝えました。するとママ弁を食べた後「ソーランやりたい」と、Rちゃん言ってきたので「じゃぁ、Rちゃん皆にソーランやるよって言って」と、伝えてみました。一人で大きめの声だせるかな…どうかな…と、思いながら私が他の事をしていて子どもたちを見ると片づける様子はなく…。「Rちゃん皆に言った?」と、聞くと「言ったよ」と、Rちゃん。他の子たちに「Rちゃん言ってたこと聞こえた?」と、聞いてみると「聞こえてない」という反応。Rちゃんに「聞こえてないみたいだから、大きい声で言ってごらん」と、伝えると

「ソーランやるよー」と、皆に聞こえるくらいはっきりと声をだせました!

やったー!と、心の中で叫びました!Rちゃんは褒めると照れてしまうタイプなので。「Rちゃん、大きなあ声で一人で言えたね。」と、サラッと伝え次の瞬間には「みんなで机と椅子、端に寄せてー」と、Rちゃんに注目があまりいかないように…してみました。

子どもは、いろんな事を感じながら心を動かして日々過ごしています。そのそばで大人も沢山心を動かされ、泣いたり笑ったり、悲しんだり喜んだり、一緒にそう感じられる事がとてもありがたいなと、感じられました。

 

なつこ

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