「こわかった」だけでは終わらせない

日中は夏のような暑さで、戸外へ出て汗びっしょりになっていました。

年長さんは、しお園長の思いつきで多摩川へ行ってきました。行くと決まるとやる気満々になり、うさぎのバニラちゃんのお世話も自分たちでやり始め、トイレにも行ってリュック、水筒も持って準備完了。年長Aちゃんが、しおのそばに来て「あと、しおが準備できてないです」と、一言。あ!と、気づいて急いで準備をするしお園長でした。

年中、年少さんは、どこに行こうか聞くと「へび公園」と「小台公園」と意見が出たので、あみだくじで決め「へび公園」に決まりました。

年少Nちゃんは、滑り台が苦手です。ブランコはビュンビュン立ちこぎも出来ますが、家族で遊ぶ時も滑り台は、お姉ちゃんに手伝ってもらうそうです。年中Rちゃんの後をついて、トンネル型の滑り台に上ります。階段ではなく、梯子を上るのでそこもNちゃんにとっては挑戦です。

先に行くRちゃんをじっと見ながら、手と足を1つ1つしっかりおいて、慎重に上ります。上につくまで見守っていると…無事到着しました!のぼった所にある窓から下にいる、私たちの名前を呼ぶNちゃん。「なっちゃーーーん!」と、いう声は安心しているような、どこか誇らしげなような、嬉しさを感じられる声でした。

帰り道、Nちゃんと話していたら「滑り台こわかった」と、言うので詳しく聞いてみると、「Rちゃんが手を放しちゃったの…」と、言っていました。Rちゃんも隣にいたので聞いてみると、「滑りたかったから手はなしたのー」と、Rちゃん。Nちゃんとしては、いつもお姉ちゃんがやってくれているみたいに手を繋いで滑ると思っていたようです。でも実際は一人で怖さも感じながら滑りました。「怖かった」という思いが残っていたようですが、それを言葉にすることで受け止めてもえたのです。

そして、そこで「怖かったんだね」で終わらず、「怖かったけど、でも階段も登れたし、一人で滑ったんだよね」と、大人が言葉にすることで、怖かったよりも自分が出来たことをしかっり感じられる。そうすると、次も挑戦してみよう、という気持ちに繋がるようです。受け止めてもらい、でも○○だよね、と切り替える言葉掛けはとても大切ですね。

次回、へび公園に行った時のNちゃんの姿が楽しみです。

 

 

なつこ

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