朝から、雨が降ったりやんだり…。外に行くか迷うお天気で、でもチューリップルームでは雨でもカッパを着て外に遊びに行きます。雨の公園は大きな水たまりが出来ていたり、川みたいに長ーくみずが流れていたり、晴れの日には味わえない楽しみ方があります。
雨がよわくなり、午前中はあまり降らないという情報を信じて…子どもたちに「外に行きたいなら今がチャンスかも!」と、伝えると「行く」と即決する子どもたち。
でも、年長Rくんはなんだか納得してない様子。たぶん今やっている遊びが楽しくてそれを続けたいのでしょう。見守ってみましたが、自分からは言ってきません。Rくんは、大人が片付けだと言っても「もっと遊びたい」という思いがしっかりあります。でもそれを伝えることが出来ていないのです。それが良いとか悪いとかではなく、そういう状況。成長段階といった方が相応しいのかな…!?
普通だったら?一般的には?、大人が片付けと言ったのだから、自分の気持ちよりも周りに合わせて行動する、それが協調性や社会性を伸ばすことになる。という、考えになるのかな…と、思うのですが。もちろん周りの人の気持ちを考えることは大切だけれど、このRくんの場合「もっと遊びたい」という気持ちがあるのに大人が「今は、片付けをする時でしょ」と、強く怒るように言ってしまったら、「もっと遊びたいと、思っちゃいけないんだ」と、そう思った自分をダメなんだ、と否定したり、そう思う気持ちをなかったことにしてしまうのではないかと思います。本当に感じてることを感じず、周りに合わせることばかりを優先してしまうと、本当の自分の心が見えなくなってしまいますよね。
コロナ禍で、いろんなことが未知な中、自分の命や家族の命を守っていくために、自分がどうしたいか、自分で決めることがとても大切ですよね。
子どもたちから、「自分の本当の気持ちを大切にしよう」と、日々教えてもらっています。
Rくんは、「もっと遊びたいの?」と、声をかけました。大きく頷いたので「そしたら、もっと遊びたいって言ってね。」と、伝えました。ジェンガをしていたので倒れるまでやってその後は片付けをみんなとしました。
なつこ