子どもたちのコミュニケーション

登園時間はどしゃぶりの雨。自転車登園、徒歩登園組は大変な朝でした。その後からりと晴れて、いいお天気になりましたね。

自由遊びの時間、年長Mちゃんの泣き声が聞こえてきました。「痛い〜」という声はだんだん泣き声になって大きくなり、そばにいたJくんを叩き始めました。(Mちゃんがついたてに足をぶつけて痛がっていたところに、Jくんがたまたま倒れてきてますます痛いことになってしまったよう。その痛さを訴えずにはいられなくなりJくんに当たったようです。)
その当たり散らしようが激しかったので、一緒にいたHKちゃん、Nちゃんが
「そんなに叩かないで。今度はJくんが泣いちゃうよ」と。いつも、みんなのお母さんみたいな声かけをする二人です。そう言われたMちゃん、今度は声を絞り出すようにして怒りの泣き。HKちゃんとNちゃんは今度はMちゃんをなぐさめる側にまわりましたが、どう声をかけてもMちゃんの泣きは治らないので、仕方がないわねという感じで離れていきました。
その後の公園遊びでは、ジャングルジムに登る場所の争いで年中女子3人が口ゲンカ。ケンカがおさまったころに、泣いたAちゃんに年長Kが
「さっきは嫌だったね。そういう時は忘れるといいよ」と声をかけていました。するとAちゃん
「忘れない!嫌なことだから忘れたくないのっ!」と意外な反撃(笑)Kは面食らった顔をしていました。
そして水たまり遊びをしていているところでは、Aくんが水たまりに投げだ棒で泥水が跳ね上がり、Nの服にかかってしまいました。
「A、洋服に泥がかかっちゃったじゃないの。私のお気に入りの洋服なのに!」と。そのやりとりを聞いていた年少のTが
「汚れたらおうちの洗濯機でぐるぐる洗えばいいよ」と。「洗濯しても私のお気に入りだから汚れたら嫌なのっ」と。

まあ黙って聞いていると面白いですよ、子ども同士のコミュニケーション。相手の気持ちを察して、励ましたり、なぐさめたりするけれど、うまくいったりいかなかったり。優しく投げだボールのつもりが相手にトンネルされたり、豪速球で返ってきたり、変化球がストンと落ちたり。真正面な子どもの世界でいろいろなことを経験して、正解のないコミュニケーションを学んでいくんですね。
そして、ちょっとのケンカくらいでは大人に何とかして〜と助け船を求めてこないチューリップの子どもたちのことをいいな〜思うのです。

by とみぃ

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今日は粗食の日でした。

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