人との関わり方

今日も梅雨の晴れまで、とても蒸し暑い一日でした。私はいつも子どもたちより早く出勤していますが、今日はゆっくり出勤で子どもたちの登園の方が早かったのです。私が出勤すると「あっ!なっちゃんきたー」と、喜んでくれる子どもたち(…私が迎えてもらった事に喜んでるだけかな!)。「今日ね、お家から持ってきたんだよ」と、ぬいぐるみを見せてくれる年少Rちゃん(チューリップルームは家の物を持ってきても良いことになっています。但し自己責任で)。「これは〇〇でー」と名前を教えてくれました。自分の宝物を,家以外の所へ持って行くのは特別な事ですし、その場が特別な場所になりますね。きっとそんな感性を楽しんでいるのだろうなぁと感じました。

保育室の隅でパソコン仕事をしている、しお園長と事務をやってくれてるぐっち。子どもにはわからない大人の話をしています。特別な用事,例えば何か困りごとなどがなければ、こういった所に子どもたちは来ません。でも!『なに話してるんだろー?』って興味はあります!どんな表情してるの?なんの話⁇妄想は膨らみますよね。

すると、さっきの年少Rちゃんが持ってきたぬいぐるみをパソコンの画面上に載せました!画面が全部見えなくなる訳ではなく、会話に入る訳でもなく、でも大人の中にうまーく入るギリギリのライン!ぬいぐるみたちをみて一気に心が緩みます。

このくらいの距離感だったら大丈夫?だめかな⁇と、心の中では無意識に思っていたかもしれません。この瞬間の人との距離感、塩梅が絶妙な3歳児!

今日,午後から研修があり『3歳児は、やりたい!と思う自我と、やらなきゃいけない(やってはいけない)という知性を行ったり来たりしながら生きてる』という話を聞いたばかりだったので、まさにこれだと,思いました。Rちゃんのこの場合はこの行ったり来たりが上手に出来たのだなぁと見せてもらいました。

大人でも子どもでも、『やらなきゃ』で沢山になると心が疲れてしまいます。『やりたい』を,自分で満たして、周りに与えたいという心が自然と出るようでありたいものです。

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