今日は、向丘公園へ行きました。しおが木の枝に縄をつけ縄ブランコを作りました。何か保育者が面白そうな事をすると、子どもたちはすぐに飛びついてきます。


まず始めにやったのは年長Rちゃん。運動神経も良く、バランスを取りながら上手に縄の上に立って揺れて、しおに押してもらいブランコを楽しんでいました。
次は年中Aくん。Rちゃんよりは、体が小さいので足が届きそうで届きません。でも、何度も足をかけようと挑戦し、やっと縄にかかりました。バランス取りながら、もう片方の足もかけ、座りブランコ出来る体制になりました。と、思ったらお尻に縄がめり込む形になり『痛い,痛いー』と、痛そうな顔をして降りました。
でも、痛さに負けずこの後も何度も縄ブランコをしていました。
その様子を後ろで見てる、年少Kくんと年中Eくん。Kくんは、今日は挑戦はしませんでした。
Eくんが「Eもやるー!」と、チャレンジ!ですが、思うように乗れません。普通のブランコと違って縄なので揺れるし、足をかけて、かけられたとしてもそこでまた揺れます。安定してないともう片方の足もかけられないので、握った手と腕の力をグッと入れないと乗れないんです。おまけに足も届くか届かないかの微妙な高さ…。
「やっぱ、出来ない…つまんない」と、言ってやめました。出来ないと今日は諦めるのはいいのですが「つまんない」で、終わるのは嫌だな…と、思ってEくんに声をかけました。
「出来ないって思うとそのまま出来なくなっちゃうから、どうやったら出来るかな?って、考えてみたら?そう考えるだけで、出来るようになるんだよ!RやAがやってるの見て、どうやって乗ってるか見てみるのもいいしね」と、伝えてみました。
うん、と頷くEくん。この後どうするかはEくん次第なので、そのまま見守りました。
その後、年少Tくんはしおと一緒にやって縄ブランコに立てました。
年中Kくんに「やってみる?」と,聞くと「無しで」と、やらないとハッキリ答えました。
しばらくして、Eくんが「なっちゃん、やっぱやってみる!」と、再チャレンジ!その姿がとても嬉しかったです!
そしたら、片足がちょっとかかったのでしおがその足を抑え、そしたらもう片方の足も縄に乗り、立てましたー!やったねー。
1回出来ると、もう自信満々で次からは一人で縄ブランコに立てました!
とっても嬉しそうで満足な表情のEくん。
自分の力で出来ると本当に嬉しいですね。
縄ブランコ1つにしても、向き合い方は一人ひとり全く違います。その違いを安心して出せる場所だなぁと、子どもたちの姿を見て感じさせてもらいました。
◯才だから〇〇は出来るはず…なのに出来ないから出来るようにさせようという視点ではなく、その子その子の出来るタイミング、やりたいと思うタイミングを、大切にしているからこそ、出来なくても、やらなくても、出来ても、挑戦してしても、それを決められたあなたが素晴らしいという思いを,いつも心に置いて子どもたちと接したいと、改めて思いました。
なつこ