入場門のダンボール

昨日、運動会の入場門で使うダンボールを近所のスーパーでもらいました。畳んだ状態で持ってきた物を、今日私(なつこ)が、組み立ていると

さっと気づいて、当然のように一緒に組み立てる年長Rちゃんと年少Kくん。

一旦、私がやっている事(ガムテープで止める)を見て、ダンボールを抑えるRちゃん。その様子を見て反対側を抑えるKくん。

2人とも、助けになりたい、役に立ちたいという気持ちが強く自然とこちらが作業しやすい手助けをしてくれます。その子らしさが出ています。

ダンボールが組み立てられた頃、トコトコ…と、やってきて「ふふーん!」と、笑顔で中に入ってすごく楽しそうにしている年中Aくん。彼の後に着いてきて一緒に遊び始める年中Eくん。

気の赴くままに行動するAくん、周りをよく見て「今だ!」と、自分の中のGo!を確認してから行動するEくん。

これも、どちらもその子らしさか出ています。

面白そうな雰囲気になった頃、自然と仲間に入る年少Tくん。いつの間にか仲に入ってずっと一緒に遊んでたかのように楽しめるTくんです。

遊びが盛り上がり、部屋中賑やか声とエネルギーでいっぱいになった頃

年長Rちゃんが、年中Kくんに「(箱の)中に入る?」と、聞きますが「入らない」と、きっぱり拒否。Rちゃんあの手この手で交渉しますが断固拒否は変わりません!でも、遠目で見ていてKくんなりに、何をしてるのか…研究?考察⁇しているようでした。

遊びは更に盛り上がり、ダンボールがふにゃふにゃになり始めました。一応!入場門用に用意したダンボールなので

私が『これ、入場門で使うんだからねー』と、一言。それでももちろん楽しくて遊びはさらに盛り上がり…一応!!もう一度伝えました。破れたら破れたで面白いので『やめて』は言いません。

…すると、『あっ!ここ破れてる…』と、破れた箇所を見つけたRちゃん。

私の期待通りの事が起こり,内心ウキウキしながら『あーーーーー』と、一言。

Rちゃんが「なおして」と、言うので…(ちょっとびっくりでした)、「自分たちでなおして(それくらいできるよね!という気持ちです)」と、言い放ちました。

ダンボール組み立てで作ったガムテープで貼って直すRちゃん。

その場がすっーといなくなろうとするAくん(私に止められました!)。

私の方をチラチラみて、ドキドキ(どうしよう…という動揺かな)するEくん。

参加していた年長、年中さんのありのまんまの姿が愛おしくて、思わずプッと吹き出しそうでした。

やっていい事、やってはいけない事、もちろんありますが、そのジャッジを持っているのは大人で子どもの中には境界線はありません。その境界線を超えた視点を子どもたちはいつも教えてくれます。

この一場面は、私自身もそこを超えた視点で見ようと意識しました。すると、その子らしさが表れ、一見失敗?という場面でもそこからまた更にその子らしさが見てえきました。

チューリップルームは、日々こんな事の繰り返しです。なので来週の運動会もその子らしさが存分に発揮出来たらいいなと思っています。

ダンボール遊びの後は、カッパを着て里芋の葉っぱの傘で宮前平公園へ行きました。

なつこ

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