今月は、毎週水曜日は遠足です!電車に乗ったり、遠くまで歩いたりして、皆んなで楽しみたいと思います。
今日は、電車に乗って多摩川へ行きました。親子遠足で行った方ではなく反対側の土手へ行きました。こちら側は土手があってそこでレジャーシートを敷いて土手滑りが出来るのでそれを目的に向かいました。
年長Sくんは朝予防接種をしなければいけないので、駅で待ち合わせをする事になっていました。子どもたちが「Sくんまだだね…」と、気づいたので「Sくんは、注射しなきゃいけないから、駅で待ち合わせするんだ」と、伝えると納得。
年少Kくんは電車に乗るのが苦手で、今日は車で送り迎えする事になっていたので、駅で待ち合わせしました。Kくんがいない事にももちろん気づく子どもたち。「Kくん電車乗るのちょっとこわいって思ってるから今日はお母さんが車で来てくれるの。で、駅で待ち合わせなんだ」と、伝えると「あー、知ってる知ってる(電車苦手な事)」と、年中Rちゃん。Kくんがこの前電車で不安そうになった時その場にいて「大丈夫だよ」と、見ててくれたので覚えていたようです。そのままのその子の姿を受け止めてくれている気持ちが伝わって嬉しかったです。
それぞれの事情があって、チューリップに登園ではなく,他の場所で待ち合わせするなんて普段はない事です(お母さん方のご協力、ご理解があっての事です。ありがとうございます)。
でも、それを体験したり、その姿を客観的に見る事で、子どもの中に色々なやり方があるんだなぁとか、出来ない事も工夫する事で出来るんだなぁと思えるキッカケになったらいいなぁと感じます。今すぐそう感じるのは難しいけれど、何年か先その時の経験と今日の出来事が繋がってその子の心に何か芽生えてくれたら、とっても嬉しいです。
非日常の遠足という行事だからこそ、こんな変化があるのです。
思っていた以上に、お天気が良く日陰で休みながら目的地へ進んで行きました。シロツメクサが咲いているちょっとした広場で休憩していると、そこで走り回る子どもたち!小さな坂にも、なってて下りて上って、下りて上ってを繰り返したり、広ーい空を見上げてヘリコプターを発見したり、思い思いに楽しんでいました。年長Tくんは、リュックと水筒を持ったまま、木の下に行って木を見上げて何か独り言?を,話していました。何を話してたかは聞こえませんでしたが、何かを研究してるかのような出立でした。
目的地の土手に到着。土手より川が気になる子どもたちで、手元の砂利を投げ「見ててー、あそこまでとぶよー(投げるよ)」と、得意げに言う年少Aくん。
今にも川に入ろうとする年長Mくん。
お散歩のワンちゃんが通るとそれを気にしてくれる年長Hくん。
しっかりとした足取りでコンクリートの坂を降りる年少Eくん。
いつもと違う場所へ行くと、それぞれの個性が出てその子らしさが見えるので、一人ひとりが伸び伸びするので、こちらも気持ちが良いです。
途中、思いどりにならない事の葛藤があったり、疲れが出たり…も、ありましたがそれもまたそれぞれの姿で、トラブルにどう対応するか大人の力を試されたり、他の子たちの力が発揮されたりします。
また、来週再来週と続くのでどんな出来事があるか楽しみです。
なつこ