緊張…してます⁈

明日は楽しみにしているクリスマス会。先週くらしから準備を始めて、セリフを覚えたり出るタイミングを考えたり…普段の劇ごっこの延長とは言え、役割がありセリフを言う順番もあり、遊びとは少し違う雰囲気です。

保育者が言う事をしっかり聞いてその通りに行動しようとする子、自分の案を出して変化を楽しもうとする子、それぞれ違いがある中で皆んなで1つの物を作るのは、大変です。なかなかストーリー通りにはなりません。

そんな練習を繰り返しながら、クリスマス会前日になりました。すっかり形になりセリフも時々保育者に助けてもらう事もありますが、はっきりと大きな声で言っていました。

あっという間にお昼になり宮前平公園で少し遊んでチューリップに戻ってからご飯にしました。しおが『お昼終わったら、なっちゃんやとみぃに劇見てもらおうねー』と、言ってました。

保育者2人がお客さんになって劇を見せてもらいました。さっきまで自信もってセリフを言ってた年長Rくんが手にもっている紙が気になり始めそこから目を離せなくなったり、年中Hくんもあまり劇に集中していない様子です。

どうやら…2人とも保育者に『見てもらう』という環境に多少緊張してしまったようで、「どうしたらいいんだろう…」という、戸惑いからその気持ちをどうしたら良いかわからず、体を動かしてみたり手元のものを見て気を紛らわせていたようでした。

見た目には「ちゃんとやってない」「集中してない」と、捉える事も出来ます。でも、どうしてこういう行動になるんだろう…と、考えると、もしかしたら緊張を感じているのかな?と考えられて、それもまた1つ成長だなぁ、と感じるのです。

明日が本番で前日の姿ですが、それが今の子どもたちの姿。良い悪いではなくそのままの姿を周りの大人が受け止めて感じていく事で、子どもは次のステップへ向かいます。

チューリップルームはスタッフと親御さんたちとそのままの子どもたちの姿を共感できる場所です。明日もそんな温かいクリスマス会になる事でしょう。

きっと、サンタさんもプレゼント持って来てくれるはずです!

なつこ

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