雨が降る前に、神木公園に行きました。思っていたよりは暑くなかったのですが、それでも蒸し暑さはあり子どもたちは汗をかきながら走り回っていました。
帰り道、いつもはあまり会話や関わることがない、年中Mちゃんと年少Mくんがポケモンの話で盛り上がっていました。チューリップに着いてお昼の準備です。年中Mちゃんは大きめの机の席に座っています。年少Mくんもその隣(大きな机)に座っていました。年少さんは小さめの机の席に座る事になっているのですが…。
年長Sくんが「Mくん、ここすわれないよ(年少だから)」、と言う声で保育者も気づき「Mくん、こっち(年少さんの机)に座って」と、伝えました。するとMくんは「Mちゃんの隣が良かったのに!」と、怒りながら年少さんの机の席に座ろうとしていました。保育者が「それなら、テーブル動かしてMちゃんの隣に座れるようにするよ」と、年中さんの机と年少さんの机をくっつけました。Mくんも満足そうでした。
普段あまり関わっていなかった友だちと楽しい会話ができ、もっと関わりたいという気持ちの表れだなと、感じました。人との関りを楽しいと思っているから表れた行動です。
でも、Mくんはわざと年中さんたちの机に座って「ちがうよ」という反応を待っていることもあります。今回私は、「また、反応まってるんだな…」と、思ってしまい、MくんのMちゃんの隣に座りたいという気持ちがあると想像できませんでした。「どうしてその席にすわりたいのかな?」と、Mくんの立場に立ってという事がなかったのです(…昨日、懇談会で相手の立場に立って…なんて話をしていたのに。。。)。
なんでそういう行動になったのか…という視点を大切にしたいなと、改めて思いました。そしたらきっと、Mくんも怒らないで「Mちゃんの隣にすわりたい」と、自分の気持ちを伝えられたと思います。周りの大人が変わることで、子どもたちが変化するのですよね。
なつこ