お店屋さんごっこ最終チェック

いよいよ明日お店屋さんごっこです。作った看板や品物が置いてあって、部屋の雰囲気からも楽しみな気持ちが出ています。折り紙のコマ屋は大人がやるので看板を作っていると、2歳のRちゃんが「なにーー?(なにしてるの)」と、やって来ます。保育者の様子を見て、大人用のペンを手にし「いい?(使っていい)」と、確認するのです。もちろん「いいよ」と、伝えると保育者の真似をして描き始めます。他の子も寄ってきて「あーコマ屋さんか」「コマ屋さんは誰がやるの?」と、自然と子どもたちのなかにも、お店屋さんに向けの気持ちが湧いてきているようでした。

今日は、それぞれのお店屋さんをいくらにするか決める事と、自分の財布にそのお金をいれておく事をしました。お店屋さんの値段の設定では、いくらのお金があるか伝え、見てもわかるように作ったお金を出しました(500円、100円、50円、10円、5円の5種類です)。

でも、「693円」「1円」など、こちらの予想とは違う回答がくるのでその都度どう伝えたらわかるのかなー?と、勉強になります!改めて「この中からえらんでね。5円、10円…と、一つひとつ見せていくとわかったようでそれぞれ決められました。

先日、懇談会でもすこし話題になったことですが、「お金」という物がある状況でやり取りをするって大切ですよね。クレジットやネットでのやり取りは便利だけれど、使ったという感覚がなくいつの間にかなくなっている、こんなに使ってしまった…という状況になりやすい。今の親世代が子どものころはここまでネットなど生活に密着していなく、現金での買い物が普通でした。だから「お金を使った」と、実感できる環境で過ごした子ども時代でした。でも、今の子は、「目にに見えない所でお金が動いている」という環境で過ごしています。だからこそ、敢えて一緒に買い物へ行って買う経験、こうして遊びの中でやり取りをする経験が必要なのかなと、感じます。

 

それぞれ、値段設定をした後、年長さんに銀行になってもらって、一人ひとり自分の財布にお金を入れました。年長さんは、銀行へ行った経験がある子が中心になって受け渡しをしていました。どうやってもらったらいいかわからない子には「500円くださいって言えばいいよ」と、伝えみんな財布にしまっていました。最後看板に金額を書き、作ったお金も貼って小さい子もわかるようにしました。

帰りに、明日の持ち物を聞くと「絵本バック(買い物袋代わり)」と、バッチリでした。「もう用意したー」とはりっきている年中Kくん。自分から「ママは、ストローからちょうちょが出てくるやつ作ってるよ」と話していました。よほど楽しみなのですね!年長Aちゃんは「お店屋さんごっこが楽しみでドキドキする」と、ニコニコしながら言っていました。

本当に明日が楽しみです。子どもたちのお店、お母さんたちのお店、お昼はとみぃ弁でカレーライスです!皆、どんな顔して登園するのか今から楽しみです。

 

 

なつこ

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