チューリップルームでは月に1回お茶会をしています。ここ何ヶ月かはやってなかったのですが、Zくんのお母さんが練り切りを作った,という話を聞いて、是非チューリップルームのお茶会で食べたーいと、思い、お願いして作ってもらいました。
私(保育士なつこ)は、昔、茶道をお稽古していたので、お道具が家に眠っておりまして…なので、練り切りとお茶で、今月のお茶会を開催しました。
お茶のお道具を持っているお母さんもいて、お茶碗、茶筅を持ってきてくれました。お着物で参加もしてくれて、いつもと違った雰囲気のお茶会になりました。

お道具が全てあるわけではなく、もちろん畳もなく、ここはお茶室な訳でもなく…でも、ある物の中で出来ることを、皆んなで楽しんで体験できました。
お茶を一口飲んだ後「あったかい」や「優しい味」、「美味しい」などなど、思わず言葉にしたくなるような感覚だったようです。お茶って日本人に合ってるんだなぁと感じました。
そして、練り切りを人数分(たぶん、10個以上!)持って、Zくんのお母さんが来てくれました。もう、売り物くらいのレベルの美味しく美しい練り切りに、みんな「すごいー!」と、感動です。1つ1つ丁寧に作ってくれた気持ちが伝わってきて…なんと、3時間もかけて作ってくれました!子育てしながら、家事をしながら、こんな風に日常を楽しんできて、チューリップのお母さんってすごいな!と、感じました。

大人たちの歓声を聞いて、子どもたちもなになに⁈と、興味津々。「お茶飲みたい」「お菓子も食べたい」と、大人グループにやってきました。皆んな一口ずつお母さんからもらって(美味しい」と、ニコニコでした。
年長Rちゃん、年中Eくん、3歳Rくん、小1Mくんは、「やりたい!」と、お茶を点てるのも体験しました。
すごく薄めてお水も入れて、茶杓でお抹茶を入れ、茶筅でシャカシャカ…と混ぜて自分でお茶を点ててみました。自分が点てた特別な一服、みんないい表情で「美味しい」と、一言。「もっと飲みたい」「明日も飲むね」と、言ってる子もいました。


子どもたちはきっと全員が初めての体験。日常の中ではなかなか出来ない体験が出来て、子どもたちの心が何かを感じてくれた時間になりました。
思い切り暴れて騒いで遊ぶことも大切ですが、こうひた非日常を体験する事も、とっても大切だなと感じました。
大人も子どもも、思い切り楽しんで貴重な体験出来たお茶会になりました。
ありがとうございました。
なつこ