もう8月が終わろうとしているのに、真夏の暑さですね。大人は「暑いなぁ…」と、心もばててしまいそうですが、子どもは『今は、こういうもんだ』と、そこにジャッジせず受け止めて、毎日楽しいことを探して過ごしています。
水遊びの毎日ですが、チューリップルームは園庭がないので園の前のスペースにタライやプールを出して遊んでいます。遮光ネットもしているのですが、日が当たる部分もあり水をかけないと裸足で歩けないほどです(ここ近年は…)。なので、子どもが通る前に保育者が水をかけて歩けるようにしています。
その様子を見ていて、半分遊びのように年中のHくんとSくんが水をかけてくれます。大人の姿を見て自主的に行動する姿は見ていてとても気持ちが良いです。
ありがとうという気持ちと、成長しているなぁという嬉しい気持ちで胸がいっぱいになります。
Sくんは、もともと水遊は好きですがスイミングを習っている事もあり大胆な遊び方をします。大きなタライのフチに四つ足になって飛び込んだり全身で水の感触を楽しんでいます。
Hくんは、おととしくらいまで水がちょっとかかるだけで嫌がって「やめてぇ…」と、泣いていました。それが今年は、Sくんのように飛び込んでみたり,顔に水がかかってもまったく動じず、思い切り楽しんでいます。去年くらいから夢パークのウォータースライダーも平気になっていました。
2人とも、バケツに水をたっぷり入れて自ら頭からかぶっています!
人にはそれぞれタイミングがあって、それをどこまで待てるか,大人の気持ちが試されます。『良かれと思って』…水をこわがっている子に「ちょっと入ってみうよ」と、手を引っ張ったり入らせようとするのは、時としてこの先にある自ら行動しようとする機会を大人が奪ってしまう事にもなると思います。
幼稚園時代に出来なくても、この先出来るのになるタイミングは絶対にあります。子どもの力を信じて見守る事の大切さを、また感じる一日となりました。
なつこ