先週後半からお雛様の制作をしています。
年中Rちゃんはだいぶ前に『お家にお雛様飾ったよ』と、嬉しそうに言っていました。
そして、今日チューリップルームもお雛様を飾りました。
男の子が多いチューリップルームですが、女の子のお祝いを感じる空間となりました。
『お雛様飾るの手伝ってくれない?』と、声を掛けると、年長Sくん、Hくん、Tくんが手を止めて来てくれました。『その箱の中の…』と、保育者が話し始めると、体が勝手に動き出すかのように箱のそばへ行って、巻いてあるスズランテープを解こうと一所懸命にやってくれました。役に立ちたい!という気持ちが体から溢れています!
段飾りの台の組み立てに取り掛かります。その頃には年中Rちゃんもやってきました。
が、保育者がよくわかっていなく…。戸惑う私を見て『これじゃない?』『ここの穴に入れればいいんだよ!』と、アドバイスをしてくれました。
台の組み立てが終わり、1つ1つお人形を出します。そっと持つこと、出した袋や紙は入っていた場所に戻すことを約束して、お人形さんたちを出します。
五人囃子が最初出てくると,その度に『あっ!これお内裏様じゃない!!』と、嬉しそうな子どもたち。微笑ましいです。
完成した写真があったので、どこに置くのかそれを見ながら1つ1つ置いていました。
1つ1つ慎重に扱うSくん。スピード感で扱うHくん。周りを見ながら自分のペースでやるTくん。言われた約束を確実に守るRちゃん。性格が出ます。
年長Mくんは、紙飛行機作りに夢中だったので最初の説明は聞いてませんでした。でも途中からやりたいとやってきてお人形を出そうとするので、『最初約束言った時に、やらないって言ったから約束わからないから,そのままじゃ出来ないよね』と,伝えると『わかるから出来る』と、主張。
そういう問題ではないのです。『やらない』と言って約束を聞かないと決めたのですから、それは「やっぱやりたい」は、通じません。言ったことの責任というか、自分の都合の良いようにはならないのです。
Mくん納得しました。しかし!ここで引き下がらないのがMくん!お人形を出すこと以外の出来る事を見つけました。
完成した写真を見ながら「それは、ここ!」「あー,そっちじゃない」「せーので上げるからそこの下に台を置いて」と、周りの子に指示を出しているではありませんか!
結局、Mくんの仕切りでお雛様は無事飾れました。
本当に、性格が出ますね!
完成したお雛様を年少さんたちも見つけ『わー、出来たね』と、華やかな気持ちになっていたようです。
明日は小さい子も登園です。どんな反応するかな?きっと触るよね…。そしたら年長、年中さんたちはなんていうのかな。
全てが楽しみです。
なつこ


