東高根森林公園へ行ってきました

今月は遠足月間ということで、毎週水曜日お出かけをしています。今日は東高根森林公園へ行って来ました。

気温も上がる予報だったので、全員揃ったらすぐ出発しようと決めて朝は過ごしました。途中水分補給をしたり休憩したり、日陰を歩くように気をつけながら1時間ちょっとの道を歩いていきました。

年長Mくん、今日は年少Kくんと手を繋ぎました。Kくんはゆっくり歩くのでそのペースにしっかり合わせて頑張って歩いていたMくん。他の子だったら「早くいくよー!」とか時には急に止まったり走り出したりもしてしまうのですが、Kくんの事をよくわかっていて、MくんのKくんに合わせて歩こうという気持ちがすごく出ていました。

半分以上来た所に急な坂道があります。この暑さの中上らなければならなくて…真ん中くらいまで来た時に、ふと年長Mくんが「Kくんと繋がなければ良かった…」と、言いました。疲れちゃったんですね。Mくんの優しさでKくんのペースに合わせてあげてましたが、限界直前だったのかな…。

「疲れちゃったの?」と,聞くと「うん。でも途中で代われないし…」と、言ってたので「誰か代われるか聞いてみればいいじゃん」と、伝えると、ちょっとホッとした様子でした。

坂を登り切った所で、「誰かKちゃんと手繋いでくれない?」と、聞くと2人手を挙げてくれた子がいて、結果年中Rちゃんが代わってくれました。

すると、Mくんが「Rちゃんありがとう」と、お礼も伝えていました。

ありがとうを言うのは、もちろん自然な流れなのですが、本当に心から伝えた「ありがとう」だったし、心から「繋がなければよかった」だったので、聞いていて『そーだよね!』と、共感できる言葉でした。

例えば、Mくんの気持ちの中に、「自分が疲れたのはゆっくり歩くKちゃんのせいだ!」という思いがあったら、とても嫌な言葉として聞こえていたと思います。

「ありがとう」も、言えばいいとか言わなきゃいけないという気持ちがあったら、聞いてて嫌な気持ちにもなると思うんです。

子どもも大人も、心からの言葉を発すると周りも言った本人もとても清々しい気持ちになったり、共感出来たりするのですね。

一人ひとりの中に、頑張りたい気持ちもあるし、優しくしたい気持ちもあるし、でもやりすぎてしまうとそこには『我慢』が生まれてしまいます。そこが出てくると誰かのせいにしたくなるのですよね。

Mくんは『我慢』の前に,自分の気持ちをそのまま伝えられたから、周りの人も誰も傷つかず本人も怒ったりせず、ありがとうで終われたのだなと感じました。

暑い中、沢山歩いたから起こった出来事で、子どもたちから沢山のことを学ばせてもらいました。

森林公園では、水辺で遊んでとても気持ち良かったです。

なつこ

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