天気にも恵まれて、東高根森林公園へお別れ遠足に行ってきました。年長、年中さんはチューリップの近くの宮前平公園に集合して1時間15分くらい歩いて行きました。皆んなで歩いていると1時間以上かかっているとは感じないくらい、あっという間に到着しました。
年少さん、乳児さんは、現地集合でしたが、そこは決まっているようで決まっていなく、宮前平公園から歩いた年少さんや2歳児さんもいました。本人の気持ちやお母さんの判断などがあってそれぞれ決めて東高根に向かいました。
途中の坂道(上り坂)では、希望者はかけっこで登りました。登ってる途中で誰かの泣き声が聞こえてきました。年少Sくんでした。どうやら途中で疲れてしまったようでしたが最後まで走らなければ!という思いが強く…でも本当はやめたい…と、思っていたと、葛藤があったようでした。
スタートしたけど、途中で疲れちゃったら歩いてもオッケーなのですが、その『途中でやめてもいいんだ』と、なかなか自分にオッケーが出せないSくん。ある意味、最後までやり通す意志の強さがありますし粘り強さと捉える事も出来ます。でも、本当に苦しかった時、そこで『出来ない』と言うことや諦める事、やめる事も、自分の気持ちを大切にする事だと思います。
この心が柔らかい幼児期に、出来た!という達成感も、出来なかった…残念と思う事も、どちらも大切です。どちらも自分の本当の気持ちであって、本当の自分なんですね。
あと1週間ほどで卒園していく年長さんたちは、楽しい、嬉しいも沢山経験し、ケンカして悔しい思いや、悲しい思いも沢山してきました。そして『〇〇して』ではなく『どうしたいの?』と、自分がどうしたいかを大人から聞かれていたので、心もすごく動きました。
沢山感じて沢山動いたぶん、心も柔らかく柔軟に育っています。3月になると毎年思うこの嬉しさ半分、寂しさ半分の心境。大人も沢山心を動かされました。全部みんなのおかげです。
なつこ