外弁か中弁か決める(外で食べるか中で食べるか)

体調を崩してお休みの子が多く今日は6名でした。静かでした…。

しばらく遊んでから、太陽も出てきたので公園に行くことになりました。公園は宮前平公園とすぐに決まったのですが、お昼を公園で食べるか、部屋で食べるか決められない様子でした。それぞれに「外弁がいいー」、「中弁がいいー」と、言っていてお当番さんが一人ひとりの意見を聞いています。聞いても全員一致にはならず、どうしよう…という空気だったので「どうやって決めたらいいかな?」と、投げかけると、年長Sくんが「じゃんけん大会」と、提案。外弁、中弁に分かれて勝ち抜きじゃんけん大会が始まりました。

分かれてみると、中弁を希望しているのは年少Sくんのみで、あとの5人は外で食べたかったようです。大人だったら…多数決で…と、思ってしまいますが、子どもたちが決めたことなのでその通りにしました。Sくん、一人でどこまで勝てるでしょうか!

「最初はグー、じゃんけんぽん!」と、Sくん4人連続で勝ました。外弁チーム最後の一人年長Rちゃんと、中弁チームSくんの「じゃんけんぽん!」、結果はSくんが負けて外お弁当を食べる事になりなした。

Sくんを見ると、部屋で食べられないという結果より、4人に連続で勝ったことが嬉しそうで「4人も連続で勝ったねー」と、声をかけると嬉しそうに、照れたように笑っていました。

自分の思いは通らなかったかもしれませんが、起きた出来事の何にフォーカスするかでその時の気持ちがかわります。Sくんは、負けたこと、希望が通らなかったことよりも、連続で勝った!僕、じゃんけん強い(これは、保育者が「Sくんじゃんけん強いんじゃない?」と、言いました)という事にフォーカスしてとても嬉しい気持ちになったのだと思います。

心や頭の中が柔らかいこの幼児期に、起きた出来事をどんな気持ちで捉えるかは、とても大切です。人格形成の基盤をつくっているこの時期だからこそ、しかっり感じて大人が共感したり、ポジティブな方向に感じられるような言葉掛けを大切にしていきたいです。

 

 

なつこ

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