今日は幼児さんのみ登園の日でした。いつもと同じように朝の挨拶をして、行く公園をお当番さん中心に決めました。
決めた後、準備をしながら「どこの公園行くの?」と、子どもたちに聞いてみると,答えられない子、決まった公園とは違う公園を言う子が、多く…。
「決まった所が言えない人がいるって事は、ちゃんと決めてないんだよ」と、しお。『えっ!』と、驚いている子もいました。ただ決めればいい訳ではないですよね。
複数候補が出たら、あみだくじ、多数決…など、パターンにもなってたので、私も幼児だけの時は何か違う事をしたいと思っていたので、「決め直そう!」という、しおの一声がありよしよし!と、思いました。
お当番の年長Mくんが、「もう一度、行きたい公園を聞くね」と,言って一人ひとり聞いていました。
皆んな自分の中に行きたい公園はあるようでした。誰かの真似とかではないようです。
一通り言った後、私が「なぜ、そこの公園がいいのかも言って下さい」と、理由も言うように伝えました。
年長Mくんは「昨日、アベリアで野球をやったからその続きをしたい」
年長Tくんは、「お山の公園の山が好きだから」
年少Eくんは、「へび公園のへびの滑り台がやりたいから」
などなど…皆んなしっかりと目的を持って行きたい場所を決めていたんだと、わかりました。
半数以上の子がへび公園へ行きたいという意見でした。そので年中Rちゃんが「皆んな、へび公園に行きたいみたいだけど、へび公園の何がやりたいのか教えてくれる?」と、私と同じような質問をまたしていましたが、その意図が子どもたちには伝わったようで…
お山の公園に行きたい年長Tくんは、「山の中にかる秘密基地みたいな所が楽しいから」
へび公園へ行きたい年少Eくんは、「へびの滑り台が長いから」
同じくへび公園へ行きたい年長Sくんは、「へび公園のハンドルで遊びたいから」と、
もう一歩踏み込んだ理由も、一人ひとりしっかり言えました。
友だちの話を聞いてる時、隣の子と関係ないお喋りをする姿もありましたが、「自分の話をしたんだから、今度は人の話を聞くんだよ。話すことと聞くことはワンセットです」と、伝えてみました。
年長Rちゃんから「ワンセットってなに?」と、質問があったので
「人の話を聞くことと、自分の話をすること、2ついつも一緒って事。2つで1つ」
と、伝えました。まだ難しい事かもしれませんが、何か心に響いていつかハッ!と、気づけた時に繋がればいいなぁという思いを込めて伝えました。
最後に行きたい公園を決めます。友だちの意見を聞いて、行きたい公園を変えるのもアリだからね!と、ひとこと添えるとTくん以外へび公園に行きたいと事。
へび公園へ決まりましたが、Tくんは周りに流されず自分のやりたい気持ち、行きたい気持ちを貫きました。周りに合わせず自分の思いを曲げずに伝えられたのはTくんのチカラだなぁと思いました。
意見が通らなくても、自分の意見がコロコロ変わっても、全員が気持ちを伝えられたので、気持ちよくへび公園へ出発できました。
なつこ